電子処方箋の導入・運用が始まっています
電子処方箋に関する考えや想い、医療機関と薬局の連携などを紹介

電子処方箋 導⼊事例

医科診療所
日本の医療DXの未来を見据え、率先して電子処方箋を導入。重複投薬等チェックによる過剰投与のリスク軽減を実感
吉川クリニック 東京都文京区 (2023年10月掲載)
東京都文京区の吉川クリニック(心療内科・精神科・児童精神科)では、周辺の医療機関が電子処方箋を導入する動きが見えないなか、医療DX促進の第一歩として、率先して電子処方箋の運用を開始しました。

医科診療所
オンライン資格確認の次は電子処方箋と確信。クリニックが比較的落ち着いた時期からの早期導入を決心
たかさきクリニック 耳鼻いんこう科・アレルギー科
長崎県佐世保市 (2023年10月掲載)
たかさきクリニック耳鼻いんこう科・アレルギー科は、乳幼児から高齢者まで幅広い患者さんを受け入れ、地域医療に貢献してきました。2023年5月に電子処方箋を導入し、周辺の薬局とも調整しながら、長崎県内の医療機関で最も早く電子処方箋を中心とした処方を行っています。

薬局
電子処方箋も紙処方箋も、すべての患者を受け入れられるように周囲に先駆けて導入。簡易マニュアルを読み込み運用開始、ノウハウを共有
のどか薬局田原店 長崎県佐世保市 (2023年10月掲載)
長崎県佐世保市で7店舗、隣接する西海市で1店舗を展開するのどか薬局。2023年3月に他店舗に試験的に導入したのに続き、隣接する医療機関の導入に合わせて同年5月に田原店でも導入。その後もグループ内で運用ノウハウを展開し、8月にはグループ全店舗で電子処方箋を導入しています。

施設間連携
地域一体となった円滑な運用のために、周辺施設と密な情報共有を実施。現行業務に沿った業務フローにより負担の無い運用を実現
福島県須賀川地域 (2023年9月掲載)
福島県須賀川地域(須賀川市・岩瀬郡鏡石町)では、2023年8月末時点で、医療機関2施設と薬局15施設が電子処方箋を導入しており、なかでも、さくら薬局 須賀川北町店とアイランド薬局 須賀川店は早期に電子処方箋の運用を開始しています。両薬局は、公立岩瀬病院の近くに店舗を構え、須賀川地区でかかりつけ薬局を担っています。電子処方箋の導入からこれまで運用してきた中で実感した、電子処方箋を導入したからこそ得られた効果や、今後の拡大に向けた期待について、両薬局からお話を伺いました。

病院
地域の中核病院として電子処方箋を積極的に運用し、医療DXを牽引。 多様な周知活動を通して、患者の利用を促進
公立岩瀬病院 福島県須賀川市 (2023年9月掲載)
公立岩瀬病院は、電子処方箋のモデル事業として、全国に先駆け2022年12月に電子処方箋の運用を開始しました。運用開始時から、地域の中核病院として、リーダシップをとって地域の医療機関・薬局と連携し、患者向けに多様な周知活動を行うなど、地域一体となった電子処方箋の導入推進のために活動してきました。

施設間連携
電子処方箋により地域全体で患者を支える医療サービスを。病院と薬局との間で積極的に情報共有を行い、地域内の連携も強化
広島県安佐地域 (2023年2月掲載)
広島県安佐地域では、2023年1月20日時点で医療機関5施設と薬局17施設が電子処方箋のシステムを導入しています。地域における電子処方箋の導入は、どのように進められたのでしょうか。また、導入によって、地域医療への貢献や連携の強化などの変化はあったのでしょうか。病院・薬局それぞれの視点で、広島市立北部医療センター安佐市民病院薬剤部薬剤主任部長の宮森伸一さん、びーだま薬局の管理薬剤師で安佐薬剤師会会長の下田代幹太さん、日本調剤株式会社広島支店薬剤部薬剤一課課長の中原千彰さん、日本調剤
安佐北薬局店舗責任者で管理薬剤師の立石朝香さんにお話を伺いました。
※文章中、敬称略。

病院
電子処方箋の導入により医療DXのさらなる拡充へ。中核病院として地域医療活性化の牽引役に
日本海総合病院 山形県酒田市 (2023年2月掲載)
日本海総合病院は、統合医療情報システムの構築、医療DXを積極的に推進し、中核病院として地域医療にも尽力しています。

病院
院内全体で密なコミュニケーションにより運用を確立。患者さんへの丁寧な周知により電子処方箋の利用促進へ
広島市立北部医療センター安佐市民病院 広島県広島市 (2023年2月掲載)
広島市立北部医療センター安佐市民病院は、2022年5月に旧安佐市民病院の移転・再編し、広島県北西部の診療圏をカバーする中核病院として高度急性期・急性期医療を担っています。

薬局
早期導入により、かかりつけ薬局として患者さんのニーズへいち早く対応。処方情報等の活用による安全な医療の提供が、薬局の価値向上につながる
びーだま薬局 広島県広島市 (2023年2月掲載)
びーだま薬局は、1998年の開局以来、「患者さんの健康のために、処方箋の調剤がなくても立ち寄ってもらえるかかりつけ薬局」を目標に、地域医療に貢献してきました。最近(2023年1月現在)では広島県オンライン診療センターや地域の医療機関の新型コロナウイルス感染症の診療に伴う薬の配達や無料抗原検査などにもかかわっており、幅広い活動で近隣住民を支えています。