歯科診療所

レセプト返戻ゼロを達成し、医院経営の効率化を実現。
健康保険証のなりすまし利用を防ぎ、受付業務の負担軽減を実感

幕張西歯科医院 千葉県千葉市美浜区

幕張西歯科医院は、東京都心部へのアクセスも至便な千葉県の幕張エリアの住宅街に位置します。歴史のある大型団地が隣接していることもあり、患者さんは古くから通う常連が中心。歯の悩みを気軽に相談できる街のクリニックとして、地域のみなさんに慕われています。

オンライン資格確認を導入した理由

オンライン資格確認を導入しようと思った理由は?

もともと、私自身が新しい治療法やテクノロジーを積極的に導入するのが好きで、例えばマイクロスコープを使った治療に関しては、30年近く前の、日本で数例しか導入されていない段階から挑戦しました。事務面でもITの活用にも注力し、レセプトコンピューターの導入や会計での電子マネーの利用、Webサイトを活用した広報活動などもいち早く実践してきましたので、オンライン資格確認に関しても早い段階で情報収集していました。

千葉県歯科医師会の社会保険委員も務めていることもあり、県内の歯科医からオンライン資格確認の質問を頻繁に受けていたため、私自身がオンライン資格確認を活用しなければ正確に情報を伝えられないと考え、県内では先手を打って2021年8月に運用を開始しました。他施設へ説明するためだけに導入したのではなく、レセプト返戻作業の削減、健康保険証情報入力の手間の削減といった効果への期待感が、早期導入を決める後押しとなっています。

システムの導入時に苦労したことはありましたか?

運用までには医療機関等向けポータルサイトでのアカウント登録、顔認証付きカードリーダーの申し込みから受け取りまでの流れに関しては、掲載されてる情報を読んで進めれば大きな問題を感じることなくスムーズに進められました。
苦労したのは機器のセッティングです。院内にはIT機器やネットワークに明るい人材がいなかったので、レセプトコンピューターの導入・運用にも対応してくれているシステム業者に作業を依頼したのですが、当時はその業者もオンライン資格確認の設定をした実績がなく、情報が少ない中で試行錯誤しながら導入作業を進めざるを得ませんでした。結局、丸一日を休診にして工事の時間にあてることになりました。経営的には悩ましい選択でしたが、導入すれば資格過誤によるレセプト返戻作業の削減、保険証情報入力の手間の削減といった経営にプラスになる効果が得られるのがわかっていましたし、加えて千葉県内の歯科医院におけるオンライン資格確認のパイオニアとしての使命だと捉えて前向きに取り組みました。システム業者にノウハウが蓄積された現在は、診療を止めることなく、数時間程度で対応できるとも聞いています。導入時の負担が軽減されているのであれば、よりオンライン資格確認が普及しやすくなっていると思います。

同業の歯科医に話を聞くと、施設内のネットワーク環境が整っていないクリニックが多いとの印象を受けています。それだけにオンライン資格確認の導入にも躊躇している人が多いのかもしれませんが、先行して導入した医療機関が増えた今、パートナーとなるシステム業者が確かなノウハウを蓄積してると思うので、遠慮なく頼るべきだと思います。

千葉県歯科医師会の社会保険委員も務める池田仁崇さん。

オンライン資格確認導入後の日常

オンライン資格確認はどのように運用していますか?

受付にて患者さんの判断でマイナンバーカードを使うか、健康保険証の提出にするか、選択をしてもらっています。もっとも顔認証付きカードリーダーは受付カウンターの横の目立つ位置にあるので、興味を持つ患者さんは少なくありません。

また、予約していただいた患者さんに関しては、一括照会の機能を用いてあらかじめ資格確認結果のデータをダウンロードしています。概ね午前の診療ならば前日夜、午後の診療は午前中にダウンロードするように工夫しています。当院の場合、導入を急いだこともあり、レセプトコンピューターとオンライン資格確認用パソコンの相互連携が十分にできていないため、引き続き、有効活用に向けて刷新していく予定です。

患者さんへのマイナンバーカード利用はどのように周知されましたか?

厚生労働省から送付されたポスターやステッカーを待合室に掲示するとともに、リーフレットの配布なども行っています。独自の取り組みとしては、医院のホームページのトップに近いところで告知し、さらに院内のモニターに自作スライドを流し診療の合間の待ち時間に見ていただくなど、啓発に努めています。

受付で顔認証付きカードリーダーを見た患者さんから「これ、何なの?」といった声をかけられることが多く、そこからちょっとしたコミュニケーションが生まれ、「マイナンバーカードが健康保険証としても使えるんですよ」といった話をしています。馴染みの患者さんには「次持ってきてね」と話すと、次回は本当に持参されて試していただいたケースもあります。そうしたことの繰り返しで、少しずつ利用者を増やしています。

初期段階では患者さんと一緒になってマイナンバーカードの反応を試していました。「隣に人が立っていても大丈夫だね」「マスクをしていても認識できる!」と楽しみながら“実験”しましたが、新しい機器に興味を持っていただける患者さんに対応していると、早期導入した甲斐があったと職員がみんなで満足した気持ちに包まれたのを覚えています。

自作のスライドを表示して、患者さんに見ていただきます。

オンライン資格確認導入後の変化

オンライン資格確認の導入によって、受付業務はどう変わりましたか?

マイナンバーカードによる受付そのものに関しては、まだまだ件数自体が少ない状況ではあるものの、患者さん一人ひとりの受付にかかる時間と処理がスムーズになったのは明らかです。今後、マイナンバーカードでの利用者が増えれば、確実に業務が楽になるとの手ごたえを得ています。

また、以前は資格過誤によるレセプトの返戻が月に数件、発生していましたが、返戻件数は完全にゼロとなり、確かな効果があると実感しています。これまでは、返戻のたびに患者さんへの確認やレセプトの再請求などを行わねばならず、負担が非常に大きいと職員たちと話をしていました。万が一、患者さんと連絡が付かなければ診療報酬が得られなくなり、経営的にも大きなダメージを被ってしまいます。その点の解決も期待してオンライン資格確認を導入したのもあり、期待通りの効果を実感しています。

オンライン資格確認による効果

オンライン資格確認を一定期間運用して、メリットを強く感じているのはどのような点でしょうか?

とりわけ大きなメリットがあると感じたのは、健康保険証で照会できる点に尽きます。従来の方式では一人ひとりの住所や氏名、生年月日などを細かく確認してもその場で医療保険資格の有効性が確実に確認することができませんでしたが、 オンライン資格確認では健康保険証の番号を入力しただけですぐさま医療保険資格の状況を確認できるだけに、大幅な手間の削減につながっています。
マイナンバーカードは写真が付いていますから、健康保険証のなりすまし利用なども防ぎやすく、事務面での効果は非常に大きいのは間違いありません。

また、患者さんの薬剤情報が閲覧できるのも有用です。当院では口腔外科も併設しているだけに外科的な処理をすることも多いですし、日常的に麻酔も使っていますから、処置をする前には情報提供の同意いただけた患者さんに関しては必ず薬剤情報の閲覧をしています。患者さんへは、おくすり手帳をお持ちいただくようにお願いしていますが、おくすり手帳忘れや、おくすり手帳にシールを貼り忘れることも多く、記載されていない投薬歴もありますので、患者さんにより安全で適切な医療サービスを提供することに繋がっています。今後、新型コロナウイルスワクチンの接種の有無も同時に確認できれば、コロナ禍における対応もしやすいと思っています。

今後、オンライン資格確認に期待することは?

今後の期待としては、既に検討もされていると聞いていますが、子どもの医療証などに関しても、オンライン資格確認で対応してもらえるとありがたいですね。より導入したメリットを感じられると思います。

幕張西歯科医院

〒261-0026 千葉市美浜区幕張西3-3-3

TEL:042-273-7272

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